自分の好みが分かってきた

昔から好きなアーティストというのは特におらず、曲単位でとても気に入ったものをいろいろ集めて聞くという聞き方をしていたのだけど、この聞き方だと観測範囲が内向きに収束していくというか、自分の知識の外にあるであろう色々な良い曲に巡りあうのがなかなか難しかった。

街を歩いていると、店から流れてくる曲でとても琴線に触れるものがあったりして、昔だとそれがなんていう曲かなんて知りようがなかったのだけど、最近だとShazamとか使えばかなり良い精度で曲を知り当てることができるようになったので、極度に内向きの聴取性向でも多少新しい曲に巡りあうことが増えた。

そうやってちらちらと、自分にとって新しい曲を摂取していくうちに、おぼろげながら自分の好む曲の傾向が分かってきた気がする。


(ところで、なんでこのビデオはオフィシャルなのにこんなに音がバリバリに割れているんだろう…?)

恐らくフレンチ・ポップとかシティ・ポップとかの雰囲気と、ファンクの流れをくむダンスミュージックとかが良いんだろうな…と思いつつ、自分の好きな音を表すカテゴリが何なのかしっくり来ずに、ずっともやもやしている。
しっくり来るカテゴリがわかれば、そこから芋づる式にもっと多くの楽しい曲に触れられるのだろうけど。

クラウドコンピューティングの凄さを実感した日。

仕事で、Redmineというソフトをサーバ上で動かして使う必要があったので、Amazon EC2(仮想のパソコンを動かせるサービス)を初めてまともに使ってみた。

ここの手順に沿ってRedmineを含んだ仮想マシンセットが最初からあったのでそれを使ってみたら、アカウント登録から初回ログインまで30分くらいでできてしまった。
しかも利用人数はごく限られているので、使用料金はほぼタダ。

これが一昔前なら、やれ使って良いマシンを探してきてOSから入れなおして、四苦八苦しながらソフト入れて、さらに悪戦苦闘しながらソフトとOSの設定をやって…と、これだけで1日取られていたと思うし、その間にかかる電気代だってもっと掛かっていたと思う。

クラウドを使うことで、道具立てに時間をとられること無く、本当にやりたいことに集中できた初めての体験だった。良い時代になったものだ。

しかしこうなると、自宅で外向けのサーバを立てる事とか、もはやそれそのものが趣味でない限り合理性がほとんどないなぁ…。

2016年が8%終了しました

もう1月も末ですので、早いもので2016年も1割に迫るくらいが過ぎてしまいました。
私はといえば、やっと逃れられると思った確定申告に今年も追い掛け回されて週末が終わりました。
というか結局、向こう数年は確実に確定申告しなきゃいけないんだな…ということになるので、つくづく普通のサラリーマン生活には戻れない体質になってしまったようです。サラリーマンですけど。

ところで、住宅ローンって50%が自己居住用なら残り50%は貸しに出す用でも良いらしいです。ものすごく夢が広がる制度ですねぇ…まぁ私は今更新規の住宅ローンは組めませんが。もう少し前に知っておきたい仕組みでしたね。

反応しない練習, 草薙龍瞬

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
不安も含め様々な悩みを解消する考え方を「原始仏教」に学ぶという趣旨の本。全編を通じての考え方は、「諸々の悩みは、全て自分の心が何かに『反応』することで、自分の中から作り出されている幻」というもので、言われてみれば確かに、と眼から鱗が落ちる思いがした。
この考え方を実践する為のテクニックなども合わせて紹介している。
上記のカーネギーと合わせて2冊を読んで、無駄な事にイライラして貴重な人生の時間とエネルギーを無駄にすることはだいぶ減った気がするし、自分の今の境遇に感謝する心持ちができた。

新訳 道は開ける, D.カーネギー

新訳 道は開ける
様々な人達が不安をどう克服してきたか、を大量に例示してくれる本。
もちろん不安の克服という意味でも得る所が沢山あるが、それ以外にも人生についてポジティブに感じさせてくれる考え方が多く、読んでいて色々と勇気づけられる。例えば「あなたは、この世界にただひとりの、新しい人間だ。それは、とても素晴らしいことなのだ。持って生まれたものを、最大限に活かさなくてはいけない。突き詰めてしまえば、人は自分の経験したことしか形にすることができないものだ。あなたにはあなたの歌しか唄えない。あなたの絵しか描けない。あなたは自分の経験と、取り巻く環境と、受け継いで生まれてきたものに作り上げられた存在なのだ。」という一節。
不安の対処という意味では下に挙げる「反応しない練習」に通じる事が多く、洋の東西を問わず突き詰めていくと似たような結論に行き着くことに面白さを感じるが、よく考えればどちらも人間なので当たり前のことなのかもしれない。

復帰

3年半のブランクから復帰して、またはてダをアップし始めました。
すっかりアクセスも無く干からびていますが、またボチボチ始めていきます。

空白期間の間に勤務先も変わり住処も東京に変わり、仕事の性質もいろいろと変わり…と変化づくしだったりします。
今の上司に多少影響を受けて、しばらくご無沙汰だった読書を再開したりしているので、書籍関係のネタが多くなるような気がしてます。

読んだ人に価値のあるものを書いていきたいな、と思っています。

Ubuntu 12.04 LTS インストーラのバグ

久々のアップはガチの技術的な話なので興味ない方は飛ばしてください。たぶん大半訳わからん話だと思います…。

何でUbuntu入れようとしてるのん?

余った古いノートPCがあって、そいつにEdubuntuを入れてチビどもにあげようと思ったからです。
30分仕事くらいだろーふふーん…と思ったらがっつり午前全部持っていかれました。 orz

Ubuntu 12.04 LTSインストーラが落ちる!!

ウェブカメラ内蔵のPCに、Live CDからUbuntuをインストールする場合、ユーザプロファイル作成画面でインストーラがクラッシュします。

原因と回避策の概要

Webcamの動作がきちんとできてない為にインストーラが落ちる状態の為、ドライバをちゃんと入れなおすかこのステップを飛ばすかが対処になりますが、ぶっちゃけ自分の顔写真をPCのログインプロファイルに使う奇特な方はほとんどいないと思うので、公式のワークアラウンドに書いてあるとおりの回避策を取ります。

公式のバグ報告はこちら。
Bug #909179 “[Precise] Installation freezes after “Who are you?”...” : Bugs : ubiquity package : Ubuntu

回避の具体的な手順は…

  1. インストールがクラッシュします。
  2. Ubuntu 12.04 LTS Live CDのデスクトップに戻るはずなので、左上のDash ホームボタンをクリックし、"terminal"と入力します。
  3. 幾つかの候補の中に"端末"ってのがいるはずなので、これをクリックします。
  4. 端末ウインドウの中で次のコマンド(全部1行)を実行します。私はこれの代わりに当該ファイルをリネームしましたがそれでもOK。

sudo rm /usr/lib/ubiquity/plugins/ubi-webcam.py

この後、デスクトップにある"Ubuntu 12.4のインストール"をダブルクリックして、インストールプロセスを再実行します。

これでとりあえず…

インストールは先に進みます。
それにしても、Windowsパーティションを全部ふっ飛ばした後に「インストール失敗しちゃった♡テヘペロ♡」みたいなメッセージすらも出ずにインストーラが落ちるってのは、初心者だと顔面蒼白になるよなー、と思いました。
でもコレを除くと、最近のLinux Installerは良くできてますね。Wifiアダプタも何もせずに認識したし。立派立派。